01
遺言書の書き方・作成方法
被相続人が誰にどのくらいの遺産を相続するかを書いた遺言書は、被相続人(遺言者)にとってはもちろん、相続人にとっても大変重要なものです。日本において遺言書は形式的に取り扱われており、民法の規定に沿った書き方をしていないと、遺言書無効であり(民法960条)、効力を持たない紙切れと化します。その場合は共同相続人全員間でどのように遺産分割をするかについての協議(遺産分割協議)を行います(同法907条1項)。
では、どのような場合に遺言書は無効となるのでしょうか。まず15歳未満の者の遺言は無効です(民法961条)。
また、遺言書を作成する当時に被相続人が成年被後見人など事理を弁識する能力を有していない場合も無効です(民法963条)。
遺言書には自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3つがあります(民法967条本文)。自筆証書遺言とは、遺言者が自筆で書いた遺書であり、全文・日付・自分の氏名を記さなければなりません(民法968条1項)。公正証書遺言とは、証人2人以上の立ち会いのもと、遺言者が遺言の趣旨を公証人に口述することで公証人が筆記し、遺言者・証人・公証人の署名と捺印がされた遺言書をいいます(民法969条)。
秘密証書遺言とは、遺言者が署名・捺印し、遺言者が印章で封印した遺言書を公証人が公証したものです(民法970条1項)。なお未成年者・相続人になると推定される人やそれに近い人は証人になることはできません(民法974条)。
公正証書遺言を除いた遺言書の保管者またはこれを発見した相続人は、遺言者の死亡を知った後すぐに遺言書を家庭裁判所に提出し、その検認を請求しなければなりません(民法1004条1項・2項)。また、封印のある遺言書は、家庭裁判所で相続人等の立会いの上開封しなければなりません(同条3項)。検認を経ずに開封した場合は5万円以下の過料が課せられます(民法1005条)。
オクトパス法律事務所は相続に関するご相談を受け付けております。まずはお気軽にお問い合わせください。
02
当事務所が提供する基礎知識
Basic Knowledge
-
遺留分とは
遺留分とは、法定相続人が最低限受け取ることができる相続分のことを言います。被相続人の子単独での相続の場合は1/2、配偶者と子で相続する場合には、配偶者1/4・子1/4などと遺留分が定められています。 遺留分につ […]
-
相続放棄をすると次の...
相続放棄とは、相続人が、被相続人の相続財産に属する積極財産(例えば、家、預貯金)と消極財産(例えば、借金などの負債)を含む全ての権利義務の帰属を放棄することをいいます。今回は、相続放棄をした場合に次の相続人はだれになるの […]
-
代襲相続でも遺留分は...
相続発生時に相続人がすでに亡くなっているケースでは、代襲相続が発生し、相続人の子が相続権を持ちます。この記事では代襲相続でも遺留分は認められるのかどうか、注意すべきポイントについて解説します。代襲相続とは代襲相続とは、相 […]
-
法定相続人の範囲につ...
法定相続人とは、法律で定められた相続人のことを言います。法律上は、被相続人(亡くなった方)の配偶者、直系卑属(子や孫など)、直系尊属(親や祖父母など)、兄弟姉妹が相続人として定められています。 法定相続人には順 […]
-
業務委託と派遣の違い...
市場がグローバル化・多様化し、拡大傾向にある中、市場における労働者の人口は減少傾向にあります。そのため、現代においては業務を円滑・効果的に行うためにアウトソーシングが広く行われています。アウトソーシングには「派遣」「業務 […]
-
手続き内容によって異...
相続に関する手続きで期限が付されているものは、以下の通りです。・相続放棄、限定承認・準確定申告・相続税の申告、還付・遺留分侵害額請求・生命保険の受け取り これら上記の手続きの期限はいつまでなのか、またいつからそ […]
03
よく検索されるキーワード
Search Keyword
-
- 企業間紛争 弁護士 相談 大阪市
- 遺言書作成 弁護士 相談 高槻市
- 遺言書作成 弁護士 相談 神戸市
- 相続放棄 弁護士 相談 高槻市
- 企業法務 弁護士 相談 東大阪市
- 相続問題 弁護士 相談 堺市
- 遺言書作成 弁護士 相談 大阪市
- 企業法務 弁護士 相談 堺市
- 相続問題 弁護士 相談 神戸市
- 遺言書作成 弁護士 相談 堺市
- 顧問弁護士 相談 高槻市
- 顧問弁護士 相談 大阪市
- 企業間紛争 弁護士 相談 神戸市
- 遺言書作成 弁護士 相談 東大阪市
- 顧問弁護士 相談 神戸市
- 遺産分割協議 弁護士 相談 東大阪市
- 企業間紛争 弁護士 相談 高槻市
- 相続問題 弁護士 相談 大阪市
- 企業法務 弁護士 相談 高槻市
- 相続問題 弁護士 相談 高槻市
02
弁護士紹介
Lawyer

- 弁護士
- 三谷 岳大(みたに たけひろ)
- 所属団体
-
- 大阪弁護士会
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇。
03
事務所概要
Office Overview
名称 | オクトパス法律事務所 |
---|---|
代表者 | 三谷 岳大(みたに たけひろ) |
所在地 | 〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町1-8-2 三晃ビル5階 |
TEL・FAX | TEL:06-6695-7460 / FAX:06-6695-7461 |
対応時間 | 平日 9:30~17:30 (事前予約で時間外も対応可能) |
定休日 | 土・日・祝 (事前予約で休日も対応可能) |