01
売掛金回収の具体的な流れ|時効や注意点も併せて解説
売掛金債権を有している場合、具体的にどのような流れで債権回収を行うのでしょうか。また、売掛金債権のような債権には消滅時効の可能性があるため、消滅時効に注意する必要があります。
このページでは、売掛金回収の具体的な流れ、時効や、注意点についてご説明します。
■売掛金回収の具体的な流れ
・取引先に対する催促・交渉
売掛金の支払いが期日に行われなかった場合、いきなり法的措置を採るのではなく、まずは任意の支払いを促すため、取引先に連絡を取って催促を行います。支払いを行ったかどうかの確認・支払いが遅れている理由の確認・支払いの催告を行います。取引先の言い分を聞き期限についての交渉も行うことがあります。
・出荷の停止
売掛金をこれ以上増やさないために取引先に対する出荷を停止することが求められます。現時点で回収できるかどうかわからない状況であるにもかかわらず、将来において回収するべき債権を増やすべきではありません。
・債権の相殺の検討
相殺とは当事者間が相互に有している債権を消滅させることをいいます。一定の要件の下では一方的な意思表示によって行うことができます。
相殺によって、自己が支払うべき債務の支払いを免れることができるため、事実上債権を回収したのと同じ状況となります。
売掛金100万円の債権に対して、自己が70万円の債務を負っていた場合、売掛金30万円の債権が残り、債務は消滅します。逆に、売掛金100万円の債権に対して、自己が120万円の債務を負っている場合、売掛金債権は消滅し、20万円の債務が残ります。
・支払う意思がある場合
取引先に支払う意思がある場合、未払残高確認書を作成して、売掛金の額の確認と支払う旨の確約を書面に記載して保存します。支払いが行われなかった場合の重要な資料になるため、慎重に扱いましょう。
次に、決裁書を提出してもらい、取引先の経営・資産状況を確認します。これによって、支払い能力や、資産を確認します。
取引先に担保の対象となる不動産や債権がある場合、担保を設定することが考えられます。また、人的担保として、経営者との間で連帯保証契約を締結することが考えられます。
・支払う意思がない場合
「いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたか」を日本郵便が証明する内容証明郵便によって支払いの催告を行います。
そして、勝訴判決によって強制執行が可能となった場合に備えて、取引先の資産を仮差押えるべく、民事保全を申し立てることが考えられます。これによって、取引先は資産を処分することができなくなります。
民事訴訟に移行すると、上記内容証明郵便や契約書等が重要な証拠となります。
勝訴判決を受けてもなお、任意に支払いを行わない場合には、強制執行を裁判所に申し立てることで回収を図ります。
■消滅時効について
売掛金債権は、
・債権者が権利を行使することができることを知った時から5年
・債権者が権利を行使することができる時から10年
のいずれか早い方で消滅時効が完成します(民法166条1項)
消滅時効が完成すると、上記期限の起算点にさかのぼって消滅します。
そこで、消滅時効が完成しないように注意しながら回収手続きを行うことが求められます。
時効が完成しないように速やかに手続きを行うことはもちろんのこと、時効期間が完成しないように、完成猶予や更新の手続をとることが求められます。
民法上同効果を発生させる要件の定めがありますが、代表的なものとしては、「裁判上の請求」、「強制執行」、「仮差押え」、「催告」、取引先が行う「債務の承認」、「合意」が挙げられます。
オクトパス法律事務所は、大阪府大阪市を中心として、堺市、東大阪市、高槻市など大阪府下はもちろん、神戸市など兵庫県、京都府にお住まいの皆様からのご相談を広く承っております。
企業法務に関する豊富な知識と経験から、顧問弁護士のご依頼や企業間紛争の対応など、幅広いご相談に対応しております。企業法務のほか相続問題なども扱っております。
債権回収についてお悩みの方は、オクトパス法律事務所までどうぞお気軽にご相談ください。
02
当事務所が提供する基礎知識
Basic Knowledge
-
遺留分とは
遺留分とは、法定相続人が最低限受け取ることができる相続分のことを言います。被相続人の子単独での相続の場合は1/2、配偶者と子で相続する場合には、配偶者1/4・子1/4などと遺留分が定められています。 遺留分につ […]
-
バイトテロとは?具体...
近年、アルバイト従業員による「バイトテロ」が大きな社会問題になっています。この記事ではバイトテロとは何か、具体的な事例や企業がすべき対策などについて解説します。バイトテロとはバイトテロとは、アルバイトなどの従業員が勤務中 […]
-
相続財産はわからない...
相続手続きが開始されると、まずは相続財産にどのようなものがあるかの調査と、法定相続人は誰なのかを確認する調査を行います。これをそれぞれ「相続財産調査」と「相続人調査」と言います。 相続人調査では、被相続人の戸籍 […]
-
退職勧奨の進め方|拒...
退職勧奨とは、使用者が労働者に対して、任意退職に応じるように説得をすることなどをいいます。退職勧奨は、それが労働者の名誉を不当に傷つける態様で行われた場合などには、労働者から損害賠償請求をされたりするなどの紛争リスクもあ […]
-
遺言書の書き方・作成...
被相続人が誰にどのくらいの遺産を相続するかを書いた遺言書は、被相続人(遺言者)にとってはもちろん、相続人にとっても大変重要なものです。日本において遺言書は形式的に取り扱われており、民法の規定に沿った書き方をしていないと、 […]
-
認知症の相続人がいる...
ある人が亡くなり、相続手続が開始した場合、相続人は亡くなった方(=被相続人)の財産を相続することとなります。では、相続人が認知症を患っていた場合、同様に相続手続きを進めることができるのでしょうか。以下では、このような場合 […]
03
よく検索されるキーワード
Search Keyword
-
- 相続問題 弁護士 相談 東大阪市
- 企業間紛争 弁護士 相談 神戸市
- 企業法務 弁護士 相談 堺市
- 相続放棄 弁護士 相談 堺市
- 相続放棄 弁護士 相談 東大阪市
- 遺言書作成 弁護士 相談 神戸市
- 相続放棄 弁護士 相談 高槻市
- 企業間紛争 弁護士 相談 高槻市
- 顧問弁護士 相談 堺市
- 遺産分割協議 弁護士 相談 大阪市
- 企業法務 弁護士 相談 東大阪市
- 遺産分割協議 弁護士 相談 堺市
- 遺産分割協議 弁護士 相談 高槻市
- 顧問弁護士 相談 大阪市
- 相続問題 弁護士 相談 神戸市
- 相続放棄 弁護士 相談 大阪市
- 遺言書作成 弁護士 相談 高槻市
- 顧問弁護士 相談 高槻市
- 遺言書作成 弁護士 相談 大阪市
- 顧問弁護士 相談 東大阪市
02
弁護士紹介
Lawyer

- 弁護士
- 三谷 岳大(みたに たけひろ)
- 所属団体
-
- 大阪弁護士会
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇。
03
事務所概要
Office Overview
名称 | オクトパス法律事務所 |
---|---|
代表者 | 三谷 岳大(みたに たけひろ) |
所在地 | 〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町1-8-2 三晃ビル5階 |
TEL・FAX | TEL:06-6695-7460 / FAX:06-6695-7461 |
対応時間 | 平日 9:30~17:30 (事前予約で時間外も対応可能) |
定休日 | 土・日・祝 (事前予約で休日も対応可能) |