01
代襲相続でも遺留分は認められる?注意すべきポイントは?
相続発生時に相続人がすでに亡くなっているケースでは、代襲相続が発生し、相続人の子が相続権を持ちます。
この記事では代襲相続でも遺留分は認められるのかどうか、注意すべきポイントについて解説します。
代襲相続とは
代襲相続とは、相続が発生した際、本来相続するはずだった人(被相続人の子や兄弟姉妹)が先に亡くなっている場合には、その人の子が代わりに相続する制度です。
代襲相続人は相続人の地位を受け継ぐため、相続権だけでなく遺留分の請求権も受け継ぐことになります。
遺留分とは
遺留分とは、法定相続人が最低限確保できる相続財産の割合のことです。
被相続人が遺言などで財産の分配を指定する場合でも、それが遺留分を侵害する内容であれば、その相続人は遺留分の取戻しを請求することができます。
遺留分が認められる法定相続人は、以下の通りです。
- 配偶者
- 子(代襲相続人を含む)
- 直系尊属(被相続人の父母や祖父母)
代襲相続人に遺留分は認められるのか
代襲相続人は、元々相続権を持っていたひとの権利を引き継ぎます。
そのため、代襲相続人にも原則として遺留分が認められます。
たとえば、被相続人に子どもがひとりいたものの、相続発生前にその子どもが亡くなっていた場合、その子どもの子(孫)が代襲相続人となり遺留分を主張する権利を有します。
代襲相続で注意すべきポイント
代襲相続について注意すべきポイントを確認していきます。
被相続人の兄弟姉妹の代襲相続には遺留分がない
被相続人の兄弟姉妹とその代襲相続人には、遺留分の権利が認められていません。
遺留分が適用されるのは、被相続人の配偶者や直系の子孫、尊属(被相続人の父母や祖父母)に限られています。
遺留分侵害額請求には期限がある
遺留分を請求する場合、以下の期限を守らなければなりません。
- 相続開始及び遺留分侵害を知った日から1年以内
- 上記の事実を知らなかった場合には、相続開始から10年以内
この期限を過ぎると、遺留分の請求権が消滅します。
まとめ
代襲相続人にも原則として遺留分が認められますが、被相続人の兄弟姉妹やその代襲相続人には遺留分が認められない点に注意が必要です。
また、遺留分侵害額請求には期限が定められており、その期限内に適切に手続きを行わなければ権利を失う可能性があります。
相続や遺留分の問題は法律の専門知識が求められるため、適切な判断が難しい場合には、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
02
当事務所が提供する基礎知識
Basic Knowledge
-
法定相続人の範囲につ...
法定相続人とは、法律で定められた相続人のことを言います。法律上は、被相続人(亡くなった方)の配偶者、直系卑属(子や孫など)、直系尊属(親や祖父母など)、兄弟姉妹が相続人として定められています。 法定相続人には順 […]
-
売掛金回収の具体的な...
売掛金債権を有している場合、具体的にどのような流れで債権回収を行うのでしょうか。また、売掛金債権のような債権には消滅時効の可能性があるため、消滅時効に注意する必要があります。このページでは、売掛金回収の具体的な流れ、時効 […]
-
遺留分とは
遺留分とは、法定相続人が最低限受け取ることができる相続分のことを言います。被相続人の子単独での相続の場合は1/2、配偶者と子で相続する場合には、配偶者1/4・子1/4などと遺留分が定められています。 遺留分につ […]
-
認知症の相続人がいる...
ある人が亡くなり、相続手続が開始した場合、相続人は亡くなった方(=被相続人)の財産を相続することとなります。では、相続人が認知症を患っていた場合、同様に相続手続きを進めることができるのでしょうか。以下では、このような場合 […]
-
リーガルチェックの重...
「リーガルチェックとはどういった業務をさすのだろうか。」リーガルチェックについて、こうしたお悩みをお持ちの方は少なくありません。 ■リーガルチェックとはリーガルチェックとは、法的に問題がないかを審査することをさ […]
-
相続において兄弟間で...
現在の日本は高齢化社会であり、ご高齢のご家族がいらっしゃる方などは相続に関心がある方も多いのではないでしょうか。相続においては相続人間で被相続人の財産をめぐってトラブルになることも少なくありません。そこで、以下では、相続 […]
03
よく検索されるキーワード
Search Keyword
-
- 企業間紛争 弁護士 相談 堺市
- 企業法務 弁護士 相談 高槻市
- 企業法務 弁護士 相談 堺市
- 遺言書作成 弁護士 相談 大阪市
- 遺言書作成 弁護士 相談 神戸市
- 相続問題 弁護士 相談 大阪市
- 企業間紛争 弁護士 相談 神戸市
- 企業間紛争 弁護士 相談 東大阪市
- 相続問題 弁護士 相談 東大阪市
- 顧問弁護士 相談 神戸市
- 企業法務 弁護士 相談 大阪市
- 顧問弁護士 相談 高槻市
- 相続放棄 弁護士 相談 堺市
- 企業間紛争 弁護士 相談 高槻市
- 遺産分割協議 弁護士 相談 東大阪市
- 相続放棄 弁護士 相談 神戸市
- 遺言書作成 弁護士 相談 東大阪市
- 相続問題 弁護士 相談 高槻市
- 遺言書作成 弁護士 相談 高槻市
- 相続問題 弁護士 相談 神戸市
02
弁護士紹介
Lawyer

- 弁護士
- 三谷 岳大(みたに たけひろ)
- 所属団体
-
- 大阪弁護士会
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇。
03
事務所概要
Office Overview
名称 | オクトパス法律事務所 |
---|---|
代表者 | 三谷 岳大(みたに たけひろ) |
所在地 | 〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町1-8-2 三晃ビル5階 |
TEL・FAX | TEL:06-6695-7460 / FAX:06-6695-7461 |
対応時間 | 平日 9:30~17:30 (事前予約で時間外も対応可能) |
定休日 | 土・日・祝 (事前予約で休日も対応可能) |